これから訪れる札幌の冬。
都心の綺麗な道路ならともかく、ちょっと住宅街の中道に入ると、雪でガタガタ・ボコボコ。
車同士がすれ違えなくて「どっちが譲る…?」なんて気まずい思いをしたり、スタックしかけてヒヤヒヤしたり。
毎日の運転や歩行、本当にストレスがたまりますよね。
そんな私たちの冬の日常に、かなり大きなニュースが入ってきました。
なんと、長年お世話になってきた札幌市の「パートナーシップ排雪制度」を廃止して、市が全面的に引き受ける「公共排雪」に切り替えるという大きな提言案が出されたんです。
「えっ、町内会のあの集金なくなるの?」「で、結局うちの前は綺麗になるの?」など、気になるポイントを札幌市民の目線で分かりやすくまとめてみました!
そもそも何が変わる?ざっくり言うと「お金と手間の負担者」が変わる!
一番大きな変化は、誰が中心になって動くかという部分です。
これまでは、市と町内会でお金を出し合って排雪を行っていました。
でもこれ、町内会役員さんの負担が本当に凄まじかったんですよね……。
寒空の下で一軒一軒お金を集めて回ったり、未加入の人とのトラブルがあったり。
「集金できる地域だけ排雪が入る」という地域ごとの格差も大きな問題になっていました。
これが新しく「公共排雪」になると、札幌市が主体となって一括管理してくれるようになります。
つまり、町内会の面倒な手続きや集金作業が丸ごとなくなるということ!住んでいる場所による排雪の差も解消される方向へ向かいます。
なんで今、ガラッと変えることになったの?
理由はすごくシンプルで、「町内会に頼るやり方がもう限界だから」です。
地域の高齢化が進んで役員のなり手がいなかったり、集金で苦労したりと、現場からはずっと悲鳴が上がっていました。
実際、札幌市に届く除排雪の苦情って年間で約2万件もあるそうです……!
「市民ボランティアの延長」みたいな従来の仕組みでは、もう札幌の冬を支えきれなくなっていたのが本音のところです。
「市にお任せで一安心」とはいかない厳しい裏事情も…
「市がぜんぶやってくれるなら超ラッキー!」と喜びたいところですが、実はそう単純な話でもなさそうです。
というのも、主にこんな2つの壁があるから。
- 札幌市の予算にも限度がある
札幌市内の生活道路って、全部あわせると約3,800kmもあるんです。これを全部市のお金で綺麗に持っていこうとすると破産しちゃいますよね(笑)。そのため提言案でも、「車がすれ違える道幅(約4.5m)の確保を優先して、持っていく雪の量は最小限に抑える」というリアルな方針が書かれています。 - 作業する人・トラックが足りない
市が取りまとめてくれたとしても、現場でダンプや除雪車を動かすオペレーターさんの高齢化や人手不足はそのまま。急に作業員が増えるわけではありません。
ちなみに市では、今シーズンの冬に一部の地域で試験的に市主体で排雪してみて、どれくらい費用や手間がかかるかを試してみるとのことです。
いつから変わるの?今後のスケジュール
審議会から札幌市へ正式に提言が出されたあと、こんな流れで進む予定になっています。
なので、「今年の冬から一気に全市で切り替わる!」というわけではないので注意してくださいね。
「うちの地域はいつ変わるの?」「市主体になったら、逆に削られる雪の量が減っちゃうの?」など気になることはまだまだありますが、まずはこの冬の試験施工のニュースをじっくり見守りたいところです。
【まとめ】札幌の冬はどう変わる?私たちが知っておくべきこと
パートナーシップ排雪の廃止は、高齢化が進む札幌にとって「ようやく時代に合わせて動き出したな」という印象です。特にこれまで冬場に大変な思いをしてきた町内会役員のみなさんは、ホッと肩の荷が下りるのではないでしょうか。
ただ、ここで気をつけたいのは「市がやってくれる=今まで以上に道路がピカピカに綺麗になる」というわけではないということ。
市内全域を平等にカバーしようとすれば、どうしても「1地域あたりで持っていける雪の量」は減ってしまう可能性があります。
行政に丸投げするのではなく、玄関前や車周りの雪かきなど、自分たちでできる協力をしながら上手に付き合っていく意識が、これからの札幌の冬には大切になっていきそうですね。


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