観光リゾート地として国内外から多く人が訪れるニセコ町。今回、ニセコアンヌプリ温泉・湯心亭に宿泊したところ、温泉がとてもいい上に、子ども連れでも安心して泊れると感じました。道内で温泉に泊まろうと考えている人の参考になればと思い、湯心亭の情報をまとめました。
ニセコアンヌプリ温泉・湯心亭とは?
JRニセコ駅から車で10分ほどの距離にある部屋数17室のこじんまりしたホテルです。1958年に創業し、現在はびっくりドンキーを経営する株式会社アレフのグループ会社が経営をしています。
入ってすぐ右手前に入浴券の券売機があります。しかし故障中と張り紙がされていました。
玄関で靴を脱ぎ、宿泊者専用の靴箱に入れます。スリッパはなく、館内は靴下または裸足で過ごします。スリッパが脱げやすい、階段を上ると転びそうになるので、スリッパなしは良かったです。スリッパで上手く歩けない子どもにも、好評でした。
ニセコアンヌプリ温泉・湯心亭の客室
湯心亭のお部屋は総室17あります。種類は下記の通り。
- 和洋室(オリエントルーム)1室
- 和室(ファミリールーム)2室
- スタンダード和室 7室
- セミコンフォート(和室) 3室
- 和風ツインルーム 2室
- (洋室)カジュアルツインルーム 2室
Wi-Fi対応
旅館やホテルでもロビーなど一部エリアでしか使用できないことが多いWi-Fiですが、湯心亭では全室Wi-Fi無料となっています。客室フロアにWi-Fiの機械が設置されており、回線はストレスなく利用することができました。
館内は階段で移動
受付でチェックインした後は、部屋までの案内がないので、荷物は自分たちで持って部屋に行かなくてはなりません。エレベーターはありませんが、フロアを上がる途中の踊り場に椅子があり、階段の上り下りに配慮していました。
階段を登り切った2階のフロアには、空き缶類のゴミ箱と赤ちゃんから小学生向けの絵本。絵本の下には子ども用の踏み台もありました。
部屋のドアのすぐ脇には、和風な照明が設置されていました。
ニセコアンヌプリ温泉・湯心亭「スタンダード和室」宿泊レビュー
今回宿泊したのは、スタンダード和室です。客室の雰囲気はこんな感じです。8畳、古風、レトロな仕様となっています。エアコンがないため、扇風機が設置されていました。
客室のドアを開けると、右側にキッチンがあります。
電気ポットの後ろには使用できなくなっていますが、ガスの元栓がありました。キッチンの右下にはおむつ専用のごみ箱が設置されています。
脱衣所にあっても、まず客室におむつ専用のごみ箱はありません。トイレの回数が多いとおむつ交換も多くなるし、においも気になります。あらかじめゴミ箱が用意されているのは、好印象でした。
続いてキッチンの左隣にはクローゼットがあります。中には貴重品入れ、ガムテープ、殺虫剤、ハンガーがあります。貴重品入れのカギは客室のカギと一緒になっています。
キッチンの後ろには通路を挟んでトイレがあります。大人だけでなく子ども用のスリッパ(ミッフィー)も用意されていました。
トイレとバスが一緒になっており、バスにはアメニティ(シャンプー類)は備え付けられていませんでした。トイレは水圧が若干弱いので、少し長めにレバーを下げ続ける必要があります。
比較的大き目な冷蔵庫(冷凍機能あり)が設置されています。中には水差しがセットされています。水差しを入れた状態で、2Lのペットボトル1本、350缶7~8本、500ペット2本くらいは入るサイズです。冷凍機能はしっかり機能していて、A6サイズほどの保冷剤2つを上部にある冷凍ケースに入れましたが、溶けることなくしっかり凍っていました。
テーブルにはウエルカムスイーツ(お着き菓子)のクッキーがありました。サクサクして食べやすく、売店で販売しています。
布団は自分で敷くスタイルとなっています。自分で布団を敷くことができるので、気にせず自分のペースで寝ることができます。
マットレス+敷布団なので、床を感じることはなかったです。暑かったのですが、寝る頃になると結構涼しくなったため、羽毛布団を使いました。寝苦しいこともなく、快適に眠ることができました。
布団を敷いた状態の写真を撮り忘れたので文章での説明にはなりますが、3枚布団をしても歩くスペースも取れていたので、それほど狭い印象はありませんでした。
備品類貸し出しサービスあり
湯心亭では宿泊者限定で備品の貸し出しを行っています。一部画像付きで紹介。
小さな子どもも安心の貸し出し備品
湯心亭では小さなお子さん向けに無料で備品の貸し出しを行っています。
- 無添加ボディーシャンプ(あわぴよ)
- 入浴用補助いす(折り畳み式ハードタイプ)
- お休み用防水シーツ(75✖130cm)
- お子様用ライブラリー(2階設置の絵本)
ニセコアンヌプリ温泉・湯心亭の温泉
湯心亭の温泉は、源泉100%かけ流し。入浴時間は24時間です。夜中に浴室の清掃が入るので、1時間ほど入浴できない時間はありますが、それを除いても湯心亭では長い時間温泉が開放されています。(清掃が男性である場合もあると説明あり。言ってくれれば清掃時間をずらすともおっしゃっていましたが、夜23時~1時の入浴を避けて利用させていただきました。)
湯心亭の泉質はナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉(中性低張性高温泉)で、無色透明です。
内湯は半月型の湯舟が1つです。奥にあるドアを開けると、スロープの先に露天風呂があります。
内湯の何倍も広い作りの露天風呂。スロープを降りると右奥にあずまやがあります。利用した金曜日はちょうど温泉清掃を実施した後でした(温泉清掃は毎週月曜と金曜日)
露天風呂は通常の半分ほどの水位でしたが、座っても肩までつかるほど。露天風呂はやや深い作りです。建物の壁沿いに、源泉の出口があります。温泉が湧き出る間隔が短く、湯量も豊富なため夜には通常の湯量になっていました。あずまやの下に岩が設置されているので、子どもと一緒に入浴するときは、岩に子供を座らせ手で補助してあげるのが良いです。
3歳くらいの子どもが腰かけると、肩までお湯につかる高さになります。
洗い場は7か所、シャンプー、リンス、ボディーソープが備え付けられています。他には宿泊者限定で、シャンプーの貸し出しも行っています。
- TSUBAKIモイスト&リペア
- TSUBAKIボリューム&リペア
- h&S
- シーブリーズ
- ヴィダルサスーン
- パックスナチュロン
- ミルボン ディーセス
備え付けのアメニティ以外に宿泊者限定の貸し出しシャンプーがあるのは嬉しいサービスですね。
また、これまで北海道内のホテルや旅館など数多く宿泊してきた経験+元ホテル勤務から、あらかじめ浴場に設置されているアメニティ類(シャンプー、リンス)は悪くないグレードを入れていると感じました。ボディーソープは、檜の森という香りの良いものでした。
尚、湯心亭にはサウナはありません。
脱衣所は赤ちゃん連れでも安心
男女どちらの脱衣所にも、ベビーベッドと、折りたたみのベビーチェア、おむつ捨てのごみ箱が備え付けられています。
日帰り入浴あり
フロントで日帰り入浴を受け付けています。日帰り入浴の料金は下記のとおりです。
- 大人1,000円
- 中学生900円
- 小学生500円
- 幼児 無料
- レンタル フェイスタオル 100円
- レンタル バスタオル 200円
お得な夕食付日帰り入浴プラン3,500円(フェイス&バスタオルレンタル付き)もあります。あらかじめ予約の必要はあります。
チェックイン時、宿泊利用より日帰り入浴の方が多い印象でした。
ニセコアンヌプリ温泉・湯心亭の休憩室
温泉の斜め向かいには、休憩室があります。
大人だけでなく、子ども用のリクライニングチェアも用意されています。
休憩室はソフトドリンクのみの販売。アルコール類を購入する場合は売店または売店内にある自販機で販売しています。
マッサージチェアが2台、ベッドタイプが1台設置されています。
マッサージチェアもベッドタイプ両方使ってみましたが、ベッドタイプよりもマッサージチェアの方が選べるメニューも多く、ピンポイントでマッサージすることができました。
休憩室にはキッズコーナーと絵本
子ども連れには嬉しいキッズコーナーがあります。
絵本には年齢のシールが貼ってあり、小さな気遣いが感じられました。
休憩室に喫煙ブース
湯心亭は全室禁煙のため、喫煙者のためのブースが休憩室に設けられています。
湯心亭の売店
フロントロビーに売店があります。今回売店の利用はしていませんが、温泉まんじゅうやクッキー、豪雪うどんなどご当地のお土産の取り扱いがありました。
ニセコアンヌプリ温泉・湯心亭の夕食
宿泊するプランによって、部屋食があります。1日1組限定オリエントルーム(和洋室)というアンティーク調のお部屋に宿泊すると、宿泊する部屋とは別の客室で、食事をいただくことになります。
部屋食以外では、1階にあるレストラン「こな雪とんとん」で食事をいただくことになります。
- 和食メインの創作膳(全11品)3,500円
- お子様ランチ(未就学児) 1,620円
食事は予約制となっています。
夕食の時間は18:00、18:30、19:00と選ぶことができます。
ニセコアンヌプリ温泉・湯心亭の朝食
朝食の提供もしています。食事の会場は夕食と同じく1階にあるレストラン「こな雪とんとん」です。バイキングではなく、和食膳となっており利用する際は予約する必要があります。(料金:1,500円)
ニセコアンヌプリ温泉・湯心亭に泊まった総評
ニセコアンヌプリ温泉・湯心亭さんは平日大人2人子ども2人(布団あり1名、添い寝1名)素泊まりプラン16,240円(税込み)でした。
内訳 |
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全国旅行支援が適用され、平日2,000円✖4名分のクーポン券がもらえて、実質8,240円で宿泊することができました。
子ども連れに優しい宿に泊まりたい人にオススメです。
ニセコアンヌプリ温泉・湯心亭の評判・口コミ
宿泊予約サイトのニセコアンヌプリ温泉・湯心亭の評判・口コミは、
- じゃらん総合評価 3.9
- 楽天トラベル総合評価 4.07
となっています。
じゃらんの評価が低い理由を見たところ、部屋について低い評価がされていました。内容を確認したところ、客室が古い、シャワートイレをつけて欲しい、という理由から部屋の評価が低くなっているようです。
低い評価の多くは、事前に調べていればわかるので、事前に調べた人はコスパが良いとコメントしており、評価総合評価が高い傾向にありました。
ニセコアンヌプリ温泉・湯心亭の基本情報
施設名 | ニセコアンヌプリ温泉 湯心亭(ゆごころてい) |
住所 | 北海道虻田郡ニセコ町ニセコ438 |
電話番号 | 0136-58-2500 |
宿泊料金 | 13,960円~(シーズンにより料金が異なります) |
お風呂 | 男女別内湯1、露天1 |
サウナ | なし |
日帰り入浴 | あり |
駐車場 | あり(無料) |
送迎 | あり(条件有り) |
ニセコアンヌプリ温泉・湯心亭アクセス方法
車を利用していくのが便利です。
札幌から国道230号線から中山峠経由で距離は97.1km、時間はおよそ2時間ほどです。
他にも、峠は通りたくない人は札幌ICから余市ICまで高速を利用します。余市ICを降りたら、直進してそのまま道道753号へ進み、フルーツ街道に入ります。
後は倶知安町琴平まで国道5号を進み、ニセコ町ニセコのニセコパノラマライン/道道66号 まで道道343号 を進んでいきます。距離は113km、時間はおよそ2時間ほどです。
高速代(平日:ETC1,750円、土日:ETC1,220円)はかかりますが、峠を避けることができるので便利です。
公共交通機関(JR函館本線、中央バス)を利用する場合は、JRニセコ駅下車し、車(タクシー)または送迎車で向かいます。距離は6.8km、時間はおよそ10分ほどです。
北海道リゾートライナーを利用する場合は近隣のバス停から送迎車で向かいます。ホテル甘露の森が湯心亭に一番近く、距離は1.1km時間はおよそ2分です。
ただし送迎を希望する場合は、時間が限定されている点と、利用する3日前までの事前予約が必要となっています。
以上、ニセコアンヌプリ温泉 湯心亭についてでした。
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